askaryotug’s blog

~ ASKAへ ~

夢はるか

あれから、何度空を見上げただろう。

 

薄く線を描く雲を見ると、ASKAの優しげな声が聞こえてくるような錯覚を覚える。

 

今、ASKAの心はどこにいるのだろう。
そんな事を思いながら見た今日の空は、薄陽を帯びた優しい雲が拡がっていた。

 

ASKAの心の風景は、いつも ♪夢はるか のような、
懐かしく、暖かい、心優しいものであって欲しいと願う。

 

 

    手をつなぐ子供達は
    黄昏が恐いのか
    オレンジの空 確かめて
    家へ急ぎ足

 


子供の頃の、

おかっぱ頭の、幼い日のASKAがそこにいる。

 


    君は何処へ向かうの
    黄昏は過ぎたのに
    貝の風音信じてる
    レールの向こう

 


不思議そうに、君の顔を覗き込むASKA


    忘れたわけじゃないさ
    使わなくなっただけ
    胸の戸棚を開いたら
    こぼれ出る遠い日

 


間違いなくあった(井上孝治さんの写真集のような)、あの日ー。
よね?

 


    声を上げて 泣きたくなるよ
    悲しみの数 減らしても
    懐かしさ 増えるから

 


ASKA、第一次全盛期の頃の代表作。

この詩には原案があると聞く。

そこから掘り起こした歌詞のその描写は、あまりにも美しく、儚い。

 

ASKAが思い立つ風景が、きっとそこに息づいていたのだろう。


今となっては、夢はるかー。

 


    高く高く 夢はるか
    どれも 本気だったよね

 

 

ASKA……、
あなたの心は、今どこに?