【1章:MV集によせて】 Too many people Music Video + いろいろ
前章として、
「【序章】 🎶 Too many people Music Video + いろいろ 入手♡」を書かせていただいた。
今日は、本章に入ろう。
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アルバム「Too many people」と言えば、やはり楽曲「FUKUOKA」の存在するところが大きい。
ずっと待ってた「ASKAの楽曲」。
その最初が、「FUKUOKA」だった―。
このMV集も、その楽曲のアレンジ直後の澤近氏との合わせ映像から始まる。
今振り返ると、この楽曲には実に様々な思いがあり、イントロを聴くだけでも、あの時間の流れが去来する。
その時その時で、ASKAは何を想い、何をしてきたのか。
「この一年のASKAの歩みが凝縮された映像集」と言っても過言ではない作品となった。
全体の構成として、モノクロ映像を多用しているところがこのMV集を引き立てる。
通り過ぎた道。一過点として、その先を更に大股で歩んでいくASKAの姿を想像させる。
構成も、実に見ごたえのある映画のようだ。
「prologue」で始まり、本章に入る辺りから、ジワジワと視聴者の心を掴む。
「Interview」と「MV」が絶妙に絡み、ファン心理を揺り動かす手法はさすがだ。
また、「メイキング」をモノクロ表現化し、「MV」に色を付ける。
この視覚を使った誘い(いざない)方も、その世界観に上手く引き込んでいく。
そして、、、
「ending roll」で、MV集は終わりとなるが、実はそうではない。
未来へ続く、道しるべのような印象となっている。
ASKAの歩む道は、これからなのだ。
かつて観てきた、数々のMV+メイキング集。
これほどまでに、完成度が高いものは、未だにお目にかかったことが私はない。
映画とも、LIVEとも言える本作品の素晴らしさを、まだ観ぬファン、ファン以外にも是非体感していただきたい。