♪ めぐり逢い
C&Aの楽曲で、10本の指に入る(もっと上位?)くらい好きな一曲である。
映画『めぐり逢い』を意識して作られた作品だと耳にしたことがある。
さて?
この映画を観たのは、幾つの頃だったろう?
細かいシーンを覚えていないほど、昔というレベルでしかない。
ケリー・グラントとイングリット・バーグマン?
んー???
ま、それはさておき。
ただ、切ないくらいの二人だったことは記憶している。
お互い、婚約者がいて-。
決して、めぐり逢ってはいけなかった二人の物語。
世間では、「決して許されない恋」くらいの事を言うのだろうが、
私は、人生だもの…そんな恋があってもいいんじゃない?って。
(読んでくれた方には怒られそう…(*_*))
さて。
この曲の話しをしよう。
この曲の魅力?
まずは、詞。
いや、詩。
言葉じゃもう引き返せない
そして最後に 許されるなら
思い出すなら最後に君がいい
もし、そんな事を言ってもらえたら、
思ってもらえたら、
「差し出す指に君は指で返した」だけだったとしても、
恋で泣かされた女は、初めて…
その時は心から…女に生まれて良かったと。
そして。
乗り遅れたバスを 見送る人を見よう
二人ここで揺られながら
いいですね。
先のない二人。
今目の前に見えるこの風景を、
二人で見ているこの様。
この詩は、本当に美しい。
そして、曲。
実は、この曲を初めて聴いた時、
この頃のASKAの楽曲にしては、少し物足りなさを感じたのが第一印象。
しかし、実は深かった。
その素朴さ?が、実に良い。
二人のままならない愛が、その物足りないと思った(私的に、音楽の細かい技術は分からないので)音階?メロディライン?が、心を詰まらせる。
いつまでも、聴いていたい。
同じバスに乗って、
いつまでも…いつまでも、二人の見るこの風景を見ていたいと思うのである。
いつまでも二人…
この風景の中に。
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2016.11.17追記
女優さんは、デボラ・カーでした^ ^