TURNING POINT
7枚目のオリジナル・アルバム。
1986年発売―。
ポニー・キャニオン移籍後、第1弾の作品。
私の青春を語る上で、
最もなくてはならない大事な作品である。
この年、私は世紀の大恋愛をした。
心から男性を愛した、
「側に居るだけでよかった」恋愛だった。
TURNING POINTは、
そんな事を予期させるかのように、
私はいつも通り、発売と同時にレコード(LP)買って。
毎日毎日聴いて。
レコードも音が擦り切れて。
少しして、2枚目を買った。
ちょうど、その頃。
何かきっかけがあったのかは、わかっていない。
自分が思っていた大人の恋愛は、
少し背伸びしたふうに、
自然と互いをすれ違わせた。
2年が過ぎ。
ある日おとずれた、突然の別離。
♪ Key Word
そのものの世界が目の前に拡がった。
本当にそのものの恋愛だった。
ASKAの世界が舞い降りた瞬間だった。
それから何百回ともなく、
繰り返し聴くしか私にはできなかった。
『あなたのことを 今日も数えてる
動かない笑顔ばかりをー』
気がつけば、
レコードもとうとう3枚目の購入となった。
それでも、深夜になると、
この曲を聴いては涙した。
何ヶ月も続いた、この世の終わりだったー。
けれど、しばらく経って、
耳に入ってきたのは、
♪ くぐりぬけて見れば
だった。
すっかり泣きつかれて、
気が付けば
「あんなに苦しんでた
時間はもう 過ぎ去った」
・・・去っていた。
それから、、、
私は
♪ Turning Point を迎えた。
恩恵と
青春の香りのする、
貴重な1枚のアルバムであるー。
そしてー
リアルなまでに、
男女の恋愛を描いたASKAの世界に、
私は生きていた。
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余談ですが、
結局、LP3枚とCDを2枚買いました^^